そういえば、あれなんだったんだろう?

ロックンロールな町でのできごとのあれこれです

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

急な来客

農家だったせいか「なんでもいいので食べ物ください」みたいな新規問い合わせが、年に一回くらいはあったように思う。 備長炭でモモ肉でも焼くバイトでもしてたのかというくらい、脂で曇ったメガネのにいちゃん。 新しいデザインなのかとおもうほど、すそに…

玄関の鍵を開けるバイト

前回の公設市場の続きです。 公設市場にある八百屋で、一緒に暖を取った仲間のおばちゃんの一人、茶髪のパーマで顔が現在の武田鉄矢に今思えばよく似ていたおばちゃんは、よく家の鍵をなくしていた。 そんなとき、おばちゃんは公園に現れる(例の、巷のFA宣…

一斗缶と七輪で暖を取る公設市場

家から徒歩30秒のところに、公設市場というのがあった。 八百屋や肉屋、魚屋、惣菜屋、たこ焼き屋、和菓子屋、パン屋、花屋、酒屋がはいっていた。 学校の下足場のような、昔の屋外プールの更衣室みたいなセメントで固めたねずみ色の床で、ベニアみたいな…

自称コーチ

以前、子供と野球を見に行って、一塁も三塁も三振もフォアボールもわからず、卒倒しそうになったことがあった。「習ってないから」と君たちはいうが、 そんなものは一般常識として人生のどこかでおぼえるものではないか、 と、母として思った。が、はたして…